全般てんかんの焦点性脳波異常と発作症状2

Focal electroclinical features in generalized tonic-clonic seizures: Decision flowchart for a diagnostic challenge. Epilepsia. 2024

特発性全般てんかん (IGE) 患者における焦点性脳波異常の特徴

60人 (IGE18人, 焦点てんかん42人) の両側性強直間代発作101例のVEEGを分析

発作間欠期と発作時EEGの一致を評価

全般てんかんの焦点性脳波異常と発作症状1の記事はこちら

(A) 焦点性IEDs, AV montage

(B) 焦点性IEDs, bipolar montage

(C) 全般性IEDs, AV montage

(D) 全般性IEDs, bipolar montage

焦点性IEDsはIGE患者の61.1%

発作時脳波

(A) 全般起始. AV montage

(B) 焦点起始. F4でspike wave. AV montage

(C) 全般起始, AV montage.

次第に片側性の7 Hz徐波が進展する (56%で反対方向にhead version).

EEG焦点起始はIGE患者の16.7%

IGE患者のhead version

77.8%の患者に存在.

最も多かった側方徴候は, head version (66.7%)

IGE患者のfigure-of-four例

特発性全般てんかんにおける局所脳波と症状の特徴

IGEでも, 発作時脳波で焦点起始は13%に存在する.

全般性IEDsをもつ患者で, 焦点性IEDsがない, もしくは焦点IEDsがあっても発作時脳波起始と一致しない場合は,

96.6%の精度で全般てんかんと焦点てんかんの鑑別が可能

[Vlachou M, Ryvlin P, Armand Larsen S, Beniczky S. Focal electroclinical features in generalized tonic-clonic seizures: Decision flowchart for a diagnostic challenge. Epilepsia. 2024 Mar;65(3):725-738. doi: 10.1111/epi.17895. Epub 2024 Jan 27. PMID: 38279904.]

【まとめ】

IGEでも, 側方徴候や, EEGで焦点起始を示すことがあり, 特にhead versionが多い.

IEDs及び, 発作時脳波と発作徴候の詳細な分析を心がけることが重要と考えます.

個人的には, 全般性異常をAV montageにすると焦点性にみえることがあるので, この論文のmethodが正しいのかは個人的に気になります.

全般てんかんの焦点性脳波異常と発作症状1の記事はこちら

非対称性の強直発作は, 焦点てんかんの特異度が高い.

焦点てんかんの脳波は焦点源で異なるの記事はこちら

焦点てんかんと全般てんかんの脳波: reviewの記事はこちら

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