バルプロ酸 (VPA) とラモトリギン (LTG) の併用

Lamotrigine–valproic acid combination therapy for medically refractory epilepsy

難治てんかんに対するラモトリギン (LTG) とバルプロ酸 (VPA) の併用療法に関する後ろ向き研究

(i) 発作なし

(ii) 改善 (発作頻度が少なくとも50%減少)

(iii) 改善なし

の3つのグループに層別

全般てんかん25人 (71%), 部分てんかん10人 (29%)

LTG-VPA治療前は, 35人中27人 (77%) が月単位の発作, 35人中17人 (49%) が週単位の発作

患者は, 中央値で5種類のASM単独または併用による治療に失敗したことがある

LTG-VPA 療法では, 18人 (51.4%) が発作が完全に消失, 4人 (11.4%) が改善し, 13人 (37.1%) が改善しなかった

追跡期間の中央値は42か月.

改善した22人のうち, 11人はLTG, VPA単剤療法歴あり.

[Moeller JJ, Rahey SR, Sadler RM. Lamotrigine-valproic acid combination therapy for medically refractory epilepsy. Epilepsia. 2009 Mar;50(3):475-9. doi: 10.1111/j.1528-1167.2008.01866.x. Epub 2008 Nov 19. PMID: 19054403.]

【まとめ】

LTG, VPA単剤療法で効果がいまいちな場合は, 併用療法を試してみても良いかもしれない.

難治性特発性全般てんかんのASMはどうする?の記事はこちら

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