脳波 (焦点てんかん1)

縦の双極誘導

T3で位相反転し, 傍矢状部, Fp2にも波及を認めます.

Referential montage

同様にT3に最大陰性電位を認め, T3, T5にも波及しています.

傍矢状部 (F3, C3, P3, O1), 矢状部側 (Fz, Cz)には耳朶活性で下向きの波形になっています.

微妙に遅れてFp2, F8, T4に陰性電位を認め, 傍矢状部 (F4, C4, P4, O2)に耳朶活性を認めます.

このことから, 左中側頭部を焦点とする電流が, 脳梁を介して右中側頭部側にも波及した結果と推察できます.

Referential montage

やはり上記のように左右にmontageを揃えないと波及がわかりづらいです.

【まとめ】

montageは, 少し調整したり切り替えることでさらなる情報を得ることができます.

焦点てんかんの脳波は, てんかん性放電は脳のどこからはじまり, どのように広がるかをイメージしながら推定することが大切だと考えます.

脳波は電位マップも大事の記事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました